子育て

【子育て】褒めない教育!?アドラー心理学のセミナーに行きました!

最近話題のアドラー心理学。

この考えを土台とした、アドラー式子育て術を学んできました。

テーマは、

ほめない・叱らない!

自立心を育む勇気づけ子育て

保育園に置いてあった「ぎゅって」という情報誌で知り、

褒めない!?どういうこと??と気になり即応募しました。

結論から言うと、すごく納得!!

子育てに対する考えが明確になったし、とても為になったので、参加して良かったと思えたセミナーでした。

私が特に印象に残ったお話は、

①子育ての目的、親の役割

②褒めると叱るはどちらも同じ

③子供の反応=親の反応

この3点。

①子育ての目的・親の役割とは?

子育ての目的が何かと聞かれたとき、パッと答えられますか?

私は正直、答えられませんでした。

私たち大人(親)の役割は、子供が「自立した大人」になれるようにサポートすることであり、それが子育ての目的です。

と言われたとき、

ハッ!

としました。

最近、「無理」「できない」という口癖を言う子供が増えてきているそうです。それは、

“良かれと思って”正解を伝えてしまったり、子供自らが考えて選ぶことをさせないが故だそうです。それが子供の自立を妨げ、大人が無意識のうちにやってしまう勇気くじきなんだそう。

息子はまだ1歳なので、自ら選ぶなんてできないと思っていたのですが、この時期からやらせた方が良いそうです。日頃から2択で服を自分で選ばせたりするのが良いということなので、

家で実践し始めました。

初めは、「どっちが良い?」と聞いても選ばず全く違うものを引っ張り出したりしてたのですが、毎日続けていると選ぶように!!

最近は、自分で今日履く靴下を持ってきたり、自ら「あれ!」と指差して何でも自分で選びます。

子供に選ばせることで、子供の意思を尊重する大切さを親としても学びます。

②”褒める”と”叱る”は同じ!?

私は日頃から息子が何か挑戦してできたり、食べれなかったものを食べたり、お手伝いしてくれたりしたらすごく大げさに褒めていました。

褒めると息子も嬉しそうだし、たくさん褒めることは良いことだと思っていました。

でも実は「褒める」と「叱る」は、どちらも相手をコントロールすることと変わりないんですって!!

よく電車の中で息子がグズると、お菓子をあげて何とか静かになってもらおうとしていたのですが、これも正に、ご褒美で相手をコントロールしていることになりますよね。

結局、どんどんエスカレートするだけで、本当の解決策にはならないんだとか。

確かに、子供は頭良いですからね、、すぐに自分がこうすればお菓子がもらえる!と学んでしまいます。。

最近は電車が大好きになったので、電車の中で話しかけてくる息子に対して、たくさん反応してあげています。それでもグズってしまうときはありますが、お菓子はあげません!(キッパリ)

何かに挑戦して、うまくできたら拍手して褒める。でも行動の結果を評価するだけでは子供のこころは満たされないのです。

大事なのは、その子の「ありのままの自分」を、日頃から認めること。

言葉がけ、ハグ、話を聞く、などの「さりげない承認」がとても重要です。

褒める行為も、いくつか副作用があるということを仰っていて、あー確かに。ただ褒めれば良いという訳ではないんだと思いました。

重要なのは、褒める動機。

それと、「すごいね!」「偉いね!」という言葉かけよりも効果的な言葉が、

「ありがとう」

という言葉。

子供がお手伝いをしたら、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、子供が自分には価値があると感じるそうです。

私も日頃から息子に「ありがとう」を何回も言うようにしています。

今までパパの財布や鞄、ママの携帯など見つけたら絶対に離さず、「ちょうだい」と言っても渡してくれなかった息子が、最近はパパやママのものを見つけたら1つ1つ渡してくれます。

満足気な息子を見て私もほっこり。

一方「叱る」ときは

感情的になってはいけない!!

ということなんですが、、

分かってはいるけどなかなか難しかったりしますよね。

そこで講師の方が例をあげて説明してくれたのが、

子供に怒っている時に電話がかかってきて、その相手が子供の先生だったらどんな態度をとりますか?

きっと、一瞬にして「怒り」の感情をコントロールできますよね。

そう、私たちは日ごろから感情をコントロールしているんです。

そして相手を見て感情(喜・怒・哀・楽)を自ら選択しているんです。

確かに〜!!

と納得。

そこで講師の方が「アンガーマネジメント」について少し触れられたのですが、後から気になり調べてみました。

「怒り」の原因は、主に自分の中にある「~べき」というもの。

「帰ってきたら手を洗うべき」と思っているのに子供が手を洗わないと、「残念・落胆」、「悲しい」、「不安」などの感情(第1感情)から「怒り」(第2感情)に発展するそうです。

「怒り」は決して悪いものではなく、人として当たり前に持っている正常な感情。ただそれをコントロールしないで子供にぶつけてしまうと、子供の勇気をくじく結果へ繋がってしまうので、

まずは、

・「〇〇だとお母さん悲しいな」という伝え方をしてみる→子供は〇〇するとお母さんが悲しむと理解する。

・「怒り」のピークは6秒~10秒だそうです。カッとなったときは一度その場を離れるor数を数えるなどして、最初の6秒~10秒を乗り越える。

・親は子供のできないところに注目しがちですが、できるところにもっと注目して、日ごろから認めてあげる。

これらを実践して、「怒り」の感情と上手く付き合う練習をしていくと◎

もちろん「ほめ」と「叱る」は悪いことではなく、必要なときもあるんだけど間違って使うのが良くないということですね。

③子供の行動=親の反応

子供の問題行動って、だいたい反抗期とかイヤイヤ期が目立ったりするので、一見子供の問題だと思うこともありますが、全ての行動には理由があるんだとか。

しかも、それは親の反応が大きく関わっているそうで、親の影響力ってもの凄いなぁと思いました。

注目してほしいから問題行動にでるんです。

注目されないと、ありとあらゆる手段で親の注目を自分に持ってこようとします。特に兄弟がいる場合、下の子ばかりにお母さんが注目すると、しまいに問題行動へと発展します。どうしたら親が自分に注目するか、試しているのです。

それでも注目されないと、自分は何をやってもダメな存在だと思うようになり、自己肯定感が低いまま思春期になると爆発します。

だから保育園から帰ってきたら、やることいっぱいでどんなに忙しくても、まずは1分でも子供に投資しましょう

「今日一日どうだった?」とインタビューするんです。決してジャッジしてはいけません。大切なのは共感してあげること。

子供のこころが充分に満たされていると、子供の行動が肯定的になり、親を困らせる否定的な行動が減ります。

“見てるよ”、”いつも気にしているよ”

ほんの1分でも注目するだけで、子供は変わります。

なるほど。とすごく納得した部分。

注目してほしいって、きっと大人もみんなそうですよね。

でも注目されていないと、自分なんて誰にも必要とされてないんだ、、なんて思ってしまいかねない。

子供にとっては親が唯一の信頼できる特別な存在。

だから、見て見て!とアピールしてくる息子に、たとえ短い時間でも全力で応えようと思いました。

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以上が今回のセミナーで私が特に印象に残ったお話です。

正直どこをとっても重要で印象には残っているのですが、、もっと詳しくお話聞きたいという方は、毎月開催しているそうなのでぜひセミナー聞きに行ってみてください!(託児所も利用できるので子供連れok)

参加者全員にプレゼントされた講師の方の著者です↓

え!無料でもらえるの!?と、とにかく至れり尽くせりで感動でした。

“パパのための”とありますがママにもおススメです!

他にも講師の方の著書がいくつかあります。

色々な育児法があるけど、良いなと思うものは必ず共通点があるし、「自立」を目的としているということに気づかされました。

親として、子供が自立できるようサポートしていくことに徹しよう!と思うことができたセミナーでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました!